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酢糖M

 酢糖Mは酢糖に海藻エキスを添加した資材です。
 海藻は世界中のいたるところに見られますが、その種類は数千種類とも言われています。海藻を植物学的に分類すると、青のり、アオサ等が緑藻類で、比較的に浅いところで見られます。テングサ等が紅藻類で比較的に深いところに生育します。又、昆布やアスコフィルム・ノドサム等は褐藻類と言われこの中間の深さのところで生育します。酢糖Mはこの褐藻類のアスコフィルム・ノドサムから抽出したエキスを使用しています。
 海藻エキスは多くの作物で、収量のアップ、品質の向上、病害虫の防止、冷害や霜害あるいは干害に対する抵抗性、連作障害の改善、さらに切り花の寿命延長などに効果があると言われています。このような効果をもたらす有効成分として、各種の植物ホルモン様物質と、60種類以上のキレート状ミネラルが関与していることはこれまでも言われてきました。そして最近では、同時に存在する各種のアミノ酸、有機酸などすべての成分が植物の生理作用に何らかのかたちで関与していることが徐々に解明されてきています。
 平成14年、弊社試験農場で大根にて試験を行った結果、11月初めの生育期には硝酸イオン濃度が各試験区とも1000ppm近くありました。これが収穫期の12月初めには酢糖M施用区は100ppm、他の試験区は70〜80ppm、さらに糖度は酢糖M施用区は5.2、他の試験区は4.7と差が現れました。
 大根の場合、硝酸イオン濃度は生育期には吸肥力が高いので高くなります。しかし、収穫期になりますと吸肥力が低くなり、体内窒素を同化し体を作って行きますので低くなってきます。この時点で硝酸イオン濃度が高めであると言うことは、他の試験区に比べて生理活性が高いのではないかと考えます。これは、海藻に含まれる生理活性物質である植物ホルモンによる作用が大きいものと思われます。海藻に含まれる植物ホルモンには、サイトカイニン、オーキシン、ジベレリン、ベタインがあります。それどれの働きは、
サイトカイニン ・・・ 細胞分裂を促進する
芽の分化促進
老化の抑制作用
オーキシン ・・・ 植物細胞の吸水・生長を促す
細胞分裂促進
側芽生長抑制
発根促進
ジベレリン ・・・ 植物の徒長を促す
ベタイン ・・・ 抗ストレス力の増大
葉緑素の増加
等があります。アスコフィルム・ノドサムにはこの中でもサイトカイニンが一番多く含まれています。

記述者:原 豊喜

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