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酢糖カルシウム カルシウムは溶解率が低く、いかに多くのカルシウムを溶解させるか、随分と苦労しました。その結果Caで11%の溶解に成功し製品の販売にこぎつけました。 カルシウムは細胞壁成分の一つのペクチン酸のカルボキシル基と架橋をつくることによって、細胞壁の構造と機能の維持に関わっています。さらに、葉の中で行われる代謝作用のときにできる有機酸を中和します。 有機酸が葉の中に集積すると、細胞液が酸性になり作物の正常な生理作用が害されるのでカルシウムが中和の役をつとめます。このように、カルシウムは植物体内にできるシュウ酸やペクチンと結合しますので、古い葉に沈積して新しい葉への移動が少なくなります。よって、伸長が急激におこる部位(生長点や肥大中の果実など)に、カルシウム欠乏症が現れます。 カルシウムは植物体内で移動しにくい物質です。これは、吸収されたカルシウムイオンが、他の陰イオンとすぐに結合し、必要な所まで運ばれないためです。 酢糖カルシウムは、有機酸とキレート結合させた有機酸カルシウムであるため、陰イオンとの結合を防ぎ植物体内での転流が良くなります。 記述者:原 豊喜 ●カルシウムの働き 細胞の分子生物学第2版」(教育社)より ペクチン分子間のCa2+架橋 ![]() |
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