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酢糖2号

 植物にはそれぞれ特有の臭いがあります。トマトの青臭い臭い、ニンニク臭等がそれです。これは植物が分泌する「フィトンチット」です。このフィトンチットには殺菌作用や、虫を寄せつけなくする働きがあります。又、植物の葉にはクチクラ層やワックス層があり、外部からの菌の進入を防いでいるのです。このように植物(動物も同じですが)には、自分で自分を守る力「自己防衛能力」が備わっているのです。しかし、今の農業は、農薬を散布するとき展着剤と言う資材を使用しています。これは、葉の表面にワックス層があるため水をはじき、農薬がつかないためです。この展着剤が葉のワックス層を溶かしてしまうのです。人間が自己防衛能力を壊しているのです。植物が健康に育っているときは自己防衛能力が高く、フィトンチットの分泌も旺盛であり、病害虫に強い生育をします。この植物が持っている自己防衛能力を高めてやる事をねらいとして開発したのが葉面散布剤『酢糖2号』です。
 酢糖2号を葉面散布する事により、成分の一つであります有機酸が糖と結合しワックス層を強化します。さらに、炭水化物やアミノ酸、有機酸が吸収され、生体エネルギーでありますATPの生成を助けたり、光合成を助けたりし、植物の生育に大きく寄与します。

菌の侵入のしかた
 葉の表面に胞子が付着しますと、進入菌糸を 表皮細胞の中にのばし、養分を吸収しどんど ん増えてゆき病気の発生につながります。 しかし葉の表面にワックス層やクチクラ層が きれいに形成されていれば、胞子が付着して も進入菌糸をのばせず、病気の発生につながりません。
 酢糖の主成分である有機酸が植物に吸収されると植物体内で糖と結合してパラフィンを形成します、これがクチクラやワックス層のもとになります。


●植物体内での反応
★光化学反応

太陽光─→葉緑体─→高エネルギー電子─→ATP合成酵素─→ATP(686cal)
                             |
                             │
★生化学反応                      |
              ┌───────────────┘
               ↓
6CO+12HO─────→12+6HO+6O
                    |
                    |酢糖の主成分である炭水化物
                    |
★NO3を吸収してタンパクへ固定   ↓
NO─→ NH──→ NH─→RCH(NH)COOH─→ タンパク
    ↑     ↑     ↑     ↑       ↑
    |     |     |     |       |
    Mo         Fe        Zn      Ca中和         K
      B           Mn                  含硫アミノ酸
 上式は、植物が窒素を吸収してタンパクへ固定していく過程です。  植物へ吸収された硝酸態窒素は、酵素の働きによりアンモニア態窒素、アミノ基、アミノ酸、タンパクへと固定されていきます。このとき、アミノ基からアミノ酸が生成される過程で、植物が光合成で得た炭水化物が大きく関与しています。よって、曇天が長く続いたときなどは光合成産物である炭水化物の生成量が少ないため、タンパクへの固定がうまくいかず植物体内の窒素含有率が高まり、窒素過多となり軟弱徒長を起こすのです。このようなとき、酢糖2号の葉面散布を行ってやると主成分である炭水化物が葉面より吸収され、植物体内にたまっている窒素を同化し、タンパクへと固定していきます。
 また、酢糖2号の葉面散布を行うと吸肥力が高まりますので、窒素の少ない圃場では補給が必要です。

●気孔開閉のしくみ

気孔(ミカン)の電子顕微鏡写真 (白石雅也原図)


 気孔が開くときは孔辺細胞中へ周囲からカリウムイオンが流入して浸透圧を高めます。その結果孔辺細胞は吸水して膨圧を増すため湾曲し、すきまが開きます。一方、流入したカリウムイオンが流出すると孔辺細胞は膨圧を失ってもとの状態に戻り、気孔は閉じます。酢糖には窒素、燐酸はほとんど含有されていませんが、カリが約2%含有されています。又、孔辺細胞へカリウムイオンが流入すると、陽電荷が過剰になりますがこれは有機酸(特にリンゴ酸)の陰電荷により中和されます。このリンゴ酸も酢糖の含有成分の一つです。

記述者:原 豊喜

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