
酢糖2号に水溶性カルシウムを高濃度に溶解した葉面散布剤です。有機酸、炭水化物との相助作用によりカルシウムが体内に良く吸収されます。カルシウム欠乏症に由来する生理障害の防止に役立ちます。カルシウムは体内で細胞と細胞を接合する働きがあるため、細胞が固くしまってきます。よってイチゴなどの軟化防止にも大きな効果があります。
カルシウムは細胞壁成分の一つのペクチン酸のカルボキシル基と架橋をつくることによって、細胞壁の構造と機能の維持に関わっています。さらに、葉の中で行われる代謝作用のときにできる有機酸を中和します。
カルシウムは植物体内にできるシュウ酸やペクチンと結合しますので、古い葉に沈着して新しい葉への移動が少なくなります。よって、伸長が急激に起こる部位(生長点や肥大中の果実など)に、カルシウム欠乏症が現れます。
カルシウムは植物体内で移動しにくい物質です。これは、吸収されたカルシウムイオンが、他の陰イオンとすぐに結合し、必要なところまで運ばれないためです。酢糖カルシウムは、有機酸とキレート結合させた有機酸カルシウムですので、陰イオンとの結合を防ぎ、植物体内での転流が良くなります。
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